cioccosuke’s diary

浅倉大介さん中心に好きな曲について感想を書くブログです。

EVERY TIME YOU

NAKED DESIREのカップリング曲。沢山の音に心が躍る楽しい曲です。 

歌詞は若干目線が、恋を探す側と恋をする側とですれ違って交錯しているのかと思いきや、私には若干…いえ、かなり難解!?な曲でした。

冒頭から1番の情景が振り向きざまの情事でドラマのようなラブコメディっぽさをよそおいつつ、ヒールの音で人物像を想像させるのですが、”すこしはドキドキする告白させて”と懇願する気持ちが繰り返しのEVERYで積み上げてくるところにつのる思いを感じて可愛らしい描写だなと暖かさを感じました。

 

こんな近くにいる美女見逃して

 

恋における相手の意外な側面、大人に隠れた夢見る乙女をみつけて、本当は涙もろいなどそのギャップに好意をさらに募らせる。そのことで夜までずっと、考えていたら三日月に想い人が重なって見えたような?という情景。プラスいつも見えている月が綺麗(当たり前)な事に周囲が気にとめない事と、近くにいる美女を見逃している事が重ねてあるのかな?というのがこの曲における貴水さんのお洒落なところかな?と個人的に色々考えました。

始めのリアクションがショッキングすぎて、最後のサビで歌われている月と乙女を見落としそうになって。まさに、あぁこれは自分だけが知っている。いつも想っている相手の魅力に気づいているという歌なんだなぁ?ニクい演出すぎる!!!と色々考えているうちに嬉しくなりました。

と、たぶん…そんな気がします。(恋はいつだって希望的観測)

CAN-DEE GRAFFITIよりすこし大人に踏み込んだ恋という感じで、NAKED DESIREがジリジリとした太陽ならば、このEVERY TIME YOUは月にキミを重ねる感じがお洒落が効いていてきらめいた曲かな?と微笑ましい曲です。

しかし、難しかった。

色々考えた結果、この曲のあまりの凄さ&破壊力に

いや、ちょっとおどけたラブコメのような(至って本気だけど)シーンの中に、隠れされた君の魅力=星や雲に隠れたいつもそこに見える月……に読める歌詞だと気付いた瞬間に

拝啓、貴水博之さま きっとおそらくあなたは平安時代にもモテモテだったに違いない。現代でもそうだと思いますが……。参りました。という曲でした。

 

メロディーとは裏腹に歌いだしから歌詞の衝撃。詞から思い起こされる光景に加えて、曲に散りばめられた破裂音が所々に多い事で、歌詞にまた一層効果を効かせてくるところもこの曲の魅力的なところです。

SHOCHKING→FASHION WELCOME→SRORRY

たよりないわとつぶやくの直後のギターが随所で転がるような音でお茶目に鳴くところとか毎回違う音で色んな顔魅せてくるのが効いていて飽きさせない。浅倉さんの魔法かな?!と思いつつ1+1=∞とお馴染みの言葉が思い起こされました。

 

腰で風切る 夢見る乙女 がおそらく同一人物で、近くで見てみたらいつも考えて見たら色々な顔があって!的な曲なのかな?と重ねて妄想しつつ、何となく8cmのCDに詰め込まれたご縁でNAKED DESIREから近づいてみたらさぁ!大変みたいな続き物としても考えてみたらさらに面白くなりました。一方で、NAKED DESIREは夜の太陽なので、こちらは昼間にはいつもそこにあるけれど見ることのできない月である。という風にこの曲を比較して考えても面白そうです。

 

全体的にコーラスが秘めた想いをずっと抱えているような感じで、歌われ歌詞で表面上出てくる映像はつねにカッコいいカッチリした印象。それなのに、どこか可愛いらしいギターの音色に色んな顔を魅せられた(隠された何かをみつけた)ような気がするのがこの曲の好きな所です。