cioccosuke’s diary

浅倉大介さん中心に好きな曲について感想を書くブログです。

NAKED DESIRE (THE ENTERPRISE MIX)

NAKED DESIRE (THE ENTERPRISE MIX) access 2ndAlubm ACCESSⅡ 2曲目

シングル盤が大自然とすると、アルバム版はデジタル的といったところでしょうか。
イントロの冒頭の機械的なテテテテッが鋭く、ギターが情熱的に鳴り響きます。
アルバム版では全体的に音がほんの気持ち高めに聞こえる気がします。
特に、ドラムの高音の雰囲気と貴水さんの声の高音がより強調されてシングル盤と印象が違うといったところ。ギターの低い音がシングル盤と逆になっているだけでだいぶ印象が違って聞こえる気がするので不思議です。

実際にそうなのか?判断しかねるのですが、このアルバム版では歌唱が同じ音の高さで並行して、さらに二重にパートがある気がしていて、シングル盤での生の歌声と違い、声の三重歌唱によってすこし声色が高く聞こえることでデジタルな声色の雰囲気がしてアルバム全体を通してより音のデジタル融合を感じる事が出来て楽しいです。

今回アルバム版を聞いた感触は、貴水さんの歌声は低音から高音まで気持ち良い圧で柔らかく大らかな甘さが感じられて大好き!という事でした。

Nakedでの貴水さんの、サ行の声の響きが大好きです!!
SHOT,1000のKISSが
SHINE,素顔のまま
おそらく、前後の言葉の色と音色から絞り出されるサ行の澄んだ感じが、思わず聞いている側がHEY!最高の声!となるくらいに光る響きがしてたまらない!といったところです。


アルバム版だと日差しと暑い空気の層のような声とギターの音の厚みでより暑い印象がします。

こうして、比較して聞いてみると暑かったシングル盤が打楽器音の音がカコポコッとしているので、夏を感じつつも時折波打ち際の木陰の涼しさも感じさせてくれるような印象が見えてくるのが不思議で一層好きになりました。

アルバム版は貴水さんの声と基本のリズムを前面に、時折シンセ、ギターのソロパートが響きます。
HEY!Naked Disre!英語の歌詞が一番強く重複して声が聞こえて、サビの終わりが右と左で分離しており、そこが印象的です!

今回、間奏パートがたいぶシングル盤とアルバム版では違っていて驚きました。アルバムでは前半はギターが高気圧のように、後半からキーボードのソロとドラムの重低音の反響が熱く響くのに対して、シングルでは間奏前半部から浅倉さんのキーボードのソロパートが響きわたっていて、こ、この音は~!!(ライブ映像などで印象深い!)となりました。シングル盤にあった音が結構いなかったりして、びっくりなのですがそうは感じさせないところは貴水さんの声をいくつも重ねているためでしょうか?

 

シングル盤のほうは貴水さんの主線の歌唱が芯として明確に聞こえて要所で重唱し、コンガの音が入っていて気持ち良いのに対して、アルバム盤は声も全体を通して音を重ね柔らかさを持たせたりする一方で、部分ごとにギターソロやキーボードの音がはっきりしてくる印象を受けました。ACCESSⅡはよく車でぐるっと何周も聞いているので、NIGHT WAVEから徐々に盛り上がっていくあの曲順からのこのNAKE DESIREのさらに熱を上げるような上がり方と、ギラギラ感が好きで楽しいです!!

今回のアルバムMIX、貴水さんの声の練り込み具合が…実験的な気がして、シングル盤のかっちりした声を重ねると柔らかく聞こえる奇術的な仕掛けにだいぶ頭を抱えました(面白すぎるし、どちらも甲乙つけがたい…しかもこの違いをだいぶ、見落としていたこと…比較して初めて気付いて楽しいのと、気付くのが遅れて勿体無いという気持ちで混乱しました)。シングル盤も好きなので…感想がだいぶ???揺れたと言いますか、”重ねた声の柔らかさ”に良さを感じているという点について文章にしてはっきりと明確に気付くまで???(わからないけど良い)が続いて楽しかったです。

アルバムの全体を見たときの1曲として聞くときはやはりこのTHE ENTERPRISE MIXがしっくりくるし、シングル盤の貴水さんの澄んだ生歌の響きとメリハリのあるコーラスもかなり大好きなので、最終的には……access…なんて贅沢で罪作りな音楽だ!?と思ってしまいました。