cioccosuke’s diary

浅倉大介さん中心に好きな曲について感想を書くブログです。

NAKED DESIRE (THE ENTERPRISE MIX)

NAKED DESIRE (THE ENTERPRISE MIX) access 2ndAlubm ACCESSⅡ 2曲目

シングル盤が大自然とすると、アルバム版はデジタル的といったところでしょうか。
イントロの冒頭の機械的なテテテテッが鋭く、ギターが情熱的に鳴り響きます。
アルバム版では全体的に音がほんの気持ち高めに聞こえる気がします。
特に、ドラムの高音の雰囲気と貴水さんの声の高音がより強調されてシングル盤と印象が違うといったところ。ギターの低い音がシングル盤と逆になっているだけでだいぶ印象が違って聞こえる気がするので不思議です。

実際にそうなのか?判断しかねるのですが、このアルバム版では歌唱が同じ音の高さで並行して、さらに二重にパートがある気がしていて、シングル盤での生の歌声と違い、声の三重歌唱によってすこし声色が高く聞こえることでデジタルな声色の雰囲気がしてアルバム全体を通してより音のデジタル融合を感じる事が出来て楽しいです。

今回アルバム版を聞いた感触は、貴水さんの歌声は低音から高音まで気持ち良い圧で柔らかく大らかな甘さが感じられて大好き!という事でした。

Nakedでの貴水さんの、サ行の声の響きが大好きです!!
SHOT,1000のKISSが
SHINE,素顔のまま
おそらく、前後の言葉の色と音色から絞り出されるサ行の澄んだ感じが、思わず聞いている側がHEY!最高の声!となるくらいに光る響きがしてたまらない!といったところです。


アルバム版だと日差しと暑い空気の層のような声とギターの音の厚みでより暑い印象がします。

こうして、比較して聞いてみると暑かったシングル盤が打楽器音の音がカコポコッとしているので、夏を感じつつも時折波打ち際の木陰の涼しさも感じさせてくれるような印象が見えてくるのが不思議で一層好きになりました。

アルバム版は貴水さんの声と基本のリズムを前面に、時折シンセ、ギターのソロパートが響きます。
HEY!Naked Disre!英語の歌詞が一番強く重複して声が聞こえて、サビの終わりが右と左で分離しており、そこが印象的です!

今回、間奏パートがたいぶシングル盤とアルバム版では違っていて驚きました。アルバムでは前半はギターが高気圧のように、後半からキーボードのソロとドラムの重低音の反響が熱く響くのに対して、シングルでは間奏前半部から浅倉さんのキーボードのソロパートが響きわたっていて、こ、この音は~!!(ライブ映像などで印象深い!)となりました。シングル盤にあった音が結構いなかったりして、びっくりなのですがそうは感じさせないところは貴水さんの声をいくつも重ねているためでしょうか?

 

シングル盤のほうは貴水さんの主線の歌唱が芯として明確に聞こえて要所で重唱し、コンガの音が入っていて気持ち良いのに対して、アルバム盤は声も全体を通して音を重ね柔らかさを持たせたりする一方で、部分ごとにギターソロやキーボードの音がはっきりしてくる印象を受けました。ACCESSⅡはよく車でぐるっと何周も聞いているので、NIGHT WAVEから徐々に盛り上がっていくあの曲順からのこのNAKE DESIREのさらに熱を上げるような上がり方と、ギラギラ感が好きで楽しいです!!

今回のアルバムMIX、貴水さんの声の練り込み具合が…実験的な気がして、シングル盤のかっちりした声を重ねると柔らかく聞こえる奇術的な仕掛けにだいぶ頭を抱えました(面白すぎるし、どちらも甲乙つけがたい…しかもこの違いをだいぶ、見落としていたこと…比較して初めて気付いて楽しいのと、気付くのが遅れて勿体無いという気持ちで混乱しました)。シングル盤も好きなので…感想がだいぶ???揺れたと言いますか、”重ねた声の柔らかさ”に良さを感じているという点について文章にしてはっきりと明確に気付くまで???(わからないけど良い)が続いて楽しかったです。

アルバムの全体を見たときの1曲として聞くときはやはりこのTHE ENTERPRISE MIXがしっくりくるし、シングル盤の貴水さんの澄んだ生歌の響きとメリハリのあるコーラスもかなり大好きなので、最終的には……access…なんて贅沢で罪作りな音楽だ!?と思ってしまいました。

 

FREEDOM

FREEDOMという作品に関し、色々無茶苦茶ありえない事が盛りだくさんで面白いです…。苦しいけど、待ち焦がれた劇場版ガンダムSEEDのはずが、実際に目の前に出された瞬間から耐えきれずに、感情がぐるぐるでした。腑に落ちている現実と見ることがなかった幻の絶望が凄いので、もうずっと抱えていくか…という気持ちがあります。前記事にてまた別の機会に、とはいったものの感想は書きしたためており…変わらないうちに覚え書きとして残しておこうと思い立ったのでこうして残しておこうと思います。

 劇場版ガンダムSEED FREEDOMの主題の制作を西川貴教witht.komuroが担当するという2023年11月19日の発表は情報解禁日のニュースで知りました。
2023年冒頭にYouTubeにてA面B面でアーティストを掘下げるインタビュー企画なるものがあり、ツアー中にもかかわらずソロ名義で出演し、そのあたりからだいぶ予想していた気がします。確か、その前から歴史をなぞるように曲が披露されたり、ガンダム関連の曲がバンダイ関連のイベントで何度も披露されるなど思い返せば要素は色々あった気がします。(後から知った事として、ツアーの写真を見て選挙カーに書いてある”西川貴教”という文字を見てあ~と何となく”妄想上で”納得しました。)

発表の11月19日からリリース後1週間まで、展開されたFREEDOM(曲)の制作過程をプロモーションと共に記事で読ませてもらいました。
一言で言うと、そりゃ…西川さん喜ぶなぁ…でした。
具体的に言うと、
①西川さんが感覚的にテイストとして気に入ってる自分の声の音程と小室さんが歌わせたい音域が一致した。
②歌唱の主線メロディーから想像できない伴奏の共鳴。それでいて歌唱を一度聴くと、その伴奏の上に”声”の存在を意識できる楽しさ。
とくに、冒頭の叫ぶFREEDOM×2回は最高です。
③激しくうねり自在に変化する曲に対して、心を凪のような詩で寄り添う小室さんの歌詞。これが一致して聞けるのは作者が同じだから必然的に合うのかもしれないと思いました。
④激しくうねる部分に関してはおそらく、今回BEYOND THE TIMEで招集されたというギター鳥山さんドラムの山木さんからなる作曲陣の技が、西川貴教というアーティストに対して応え、そこに小室哲哉西川貴教も望んで応えていることがこの曲の良さに繋がっているのではないかな?と個人的に感じました。
これらの要素の結果、この曲の風味が西川貴教というアーティストに対しての音楽が=この作品が”今この世界を生きている”という生々しさに繋がっていて。そういった点に関して西川さんが求める音楽って多分これなんだなというメッセージを個人的に受けた様な気がしました。
特にFREEDOMのTV披露は数回しかチェックできていないのですが、徐々に音が増えるよう(ベールを脱いでいく)な印象がありました。

※だいぶ私的に妄想込みで思ったことは、このFREEDOMの制作について、逆シャアにてBEYOND THE TIMEの制作の際に、富野監督(ガンダムの監督)が作曲の小室さんに対して何度もリテイク?したという話をどこかで読んだ覚えがあり。多分、富野さんが言うリテイクとはおそらく(劇中の音楽がクラシックなので全体像として)生っぽさが足りません!みたいな感じだったのかな??と勝手な解釈妄想をしました。富野監督は個人的に尊敬しているのですが、アニメ作品を舞台や映像芸術としての知識や感覚から土台を大切にしつつも、物語における脚本や心情、そこにある作品を通して現実で世界を見て生きていくことについてのメッセージも重要とするふしがあります。とにかく、職人気質を感じさせてくれるときに厳しく(怖くて?)チャーミングな方だと思っています。

そうした現場でのやりとりが結果として、作品に対して”生物”なんだよ。みたいなものを生んでいるのではないかと私は思っていて。BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を越えて~は私もかなり好きです。映画の中の物語とEND入りの流れ、そして最後の宇都宮さんの歌唱のところで宇宙世紀を舞台にした物語が一旦幕を閉じるところまでタイミングが物凄くて私はあのENDがガンダム史上1番に大好きです。

そういったことから、小室さんの曲の制作においてデモ版からはじまり他者の意見や技術を柔軟に取り入れて曲を育てて創作するスタイルだと自在に対応できるところが凄いところなんじゃないか?もちろん、根底にあるのは音楽に対する感性なのではないかと私は思っていて。毎回作品を聞くたびにとても感激して楽しみです。

FREEDOMの低い歌唱に関しては個人的には西川さんのバラード大好き侍なので……”そしてそこに君が 必ず待っている”というところがこの作品で一番好きで、正直、心を震わせてくれます。西川さんの歌唱の凄さと強さに感謝でした。また、サビのところの詰め込み(英単語有り)歌詞は初見のときには大変失礼ながら、若干機械っぽさを感じて疑問符が浮かんだのですが、聞き込むうちにかなりクセになりました。歌詞が気持を捏ね捏ねしながら聴き込むと…小室さんがこの作品に込めた想いや情景が見えてくる気がして、これは……と色々思う事があるのですが、色々凄いな…と思います。

個人的な見解(妄想)として、FREEDOMを通して西川貴教が歌にのせたい事って多分直球の伝えたい感情(心)であって。だからこそ、他者の映像視覚的(MV)な物語を掻き立てることに特化したT.M.Revolutionに対して窮屈さというかいま一つだったのはそこだったのかもな…と感じた瞬間でした。
ただ、いま一つといってもそれは複数の要素が重なって、今の状態であって。曲に対してはきちんと向き合ってVocalとして全力なのでそれは、アーティスト西川貴教T.M.Revolutionの良い所としてもっと西川さんにはりきみすぎずにそれも表現できる表現力に自信を持ってほしいと、個人的に強く願っています。(伝わらない)

FREEDOM…夢のような饗宴なわけで。私の私的感情でぐるぐるしたのですが、とんでもない作品が出てきて驚くと同時に。こんな複雑な気持ちでTK曲聞かなきゃいけなくなったんです?(目をそらしながら)みたいな…心が複雑です。ですが、個人的に作り手側は、ときにはこんな面倒なオタクの気持ちは無視して良いとも少しだけ思っていて、とにかく作り手が今だから届けたいものを届けられたら、それは作品にとって良い事だとも感じていて、FREEDOMを届けてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。(上手く文章にできないのですが、作り手と受け手側として一瞬のキャッチボールはしたい気はするけど、ファン側の意見に近寄らないで欲しい気持ちも同時にあるといいますか。)リアタイで作品を聞くのはやはりいつになっても楽しいものでした。

2024年に2002年

今回のFREEDOM関連について書くのはだいぶ悩みました。随分と受け入れるのに時間が掛かりました。といっても、まだ発表から2か月、リリースからはまだ数週間と言ったところでしょうか。どちらかというと、2020年ぐらいから段階を踏んで覚悟をしていたのですが。

 

正直な所、事実を並べてうっすらと理解出来るがゆえに苦しいことと、T.M.Revolutionじゃなかった事に納得がいくのはそれとこれは別の話でもやもやする。といった矛盾した感情が同時にある感覚があります。

 

個人的にだいぶピンポイントで急所でした。結果、舞い降りる剣の如く、最強の剣と盾で砕かれたので…文句の言い様がなく、気持ち的には絶句でした。ただ、同時にガンダムでなければ実現しないのも判るけれど、私的にSEEDじゃなかったら聞いてみたかった夢のような饗宴であった。複雑な気持ちが無いと言えば、嘘になると言ったところです。

まず、今回急所だった理由として。私個人がいわゆるSEEDからガンダムに入った自覚があった点、かつそこからさかのぼり逆襲のシャアという作品がだいぶ好きであり、そして、西川貴教の声と浅倉大介の音楽の造り出す集団ワークスT.M.Revolutionの作品が好きで、諦めつつもずっと心のどこかで勝手に期待して待っていた。というところです。

雑記で書くにあたって、今回の件複数の要素が絡まりすぎて(もはや恒例行事)話が長くなるので圧縮省略しましたが、その点は面白おかしく読んでいただければ幸いです。

まず、機動戦士ガンダムは1979年の初代から作品がいくつもあり枝分かれしており、時間軸や世界観は作品によって異なり、その制作は主にサンライズ (現:BNFW)、主要スタッフは様々です。SEEDはその1つ。(※色々違う(?)ので注意)

土曜18:00のアニメ枠で下記の順に放送されました。

2002年10月-03年9月/機動戦士ガンダムSEED

2003年10月-04年10月/鋼の錬金術師(少年ガンガンアニメ)

2004年10月-05年9月/機動戦士ガンダムSEED DESTINY

といった順でした。補足項目として

2005年7月21日/戦国BASARA(制作CAPCOM/ゲーム)

2005年11月17日/機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(制作CAPCOM/ゲーム)

戦国BASARA初代ではガンダムSEED DESTINYの挿入歌vestige収録のcrosswiseがOPなのですが、クリアして条件を満たし熱唱びわという装備アイテムを装備することで、BGMをcrosswiseでエンドレスリピートする事が出来ます(貴重な装備枠を使って)。気になる方は、熱唱琵琶or熱唱びわでweb検索してみてください。

もう、そりゃめちゃくちゃプレイしました。

この戦国BASARAというゲームは戦国武将のスタイリッシュ英雄アクションゲームで、起用されている声優さん方はSEEDや鋼の錬金術師からも多数の方が参加されていました。W主人公と言って差し支えの無い(確認作業をしていたところ、主人公は筆頭、伊達政宗様(CV:中井和哉さん)の方だった。What's?) 初代登場人物のひとり、赤い衣装をまとった真田幸村を演じるのは、SEEDの主人公キラ・ヤマトを演じた保志総一郎さんでシリーズが進むにつれ、とにかく豪快な登場人物は増え、一方で派手なアクションを盛り上げる宴として西川さんや浅倉さん関連の音楽も増えました。

一方、機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.ではSEEDに関連する楽曲が多数収録されており、こちらも対戦モードにおいては曲を選択することができ、T.M.Revolutionの曲はINVOKEが選択可能でした。(だいぶ記憶が曖昧なので、Zipsが流れるゲームがあったはず?と確認したところ、2004年10月7日/機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ(制作バンダイ/ゲーム)もプレイしたような気も…。)

この2本の戦国BASARA機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.は、SEED DESTINYという作品が終わった(劇場版制作決定)後の熱量を受けるに値する派手なアクションの豪華競演ゲームでした。

さて、ここからSEED劇場版までどうなったかというと周知のとおりなのですが。

ざっくりと言うと、2010年にガンダム00の映画のときもこちらが先に来てしまった…と思い、2011年にBASARAの映画のときもそれは同じでした。また、この2本の映画の間には10年12月公開の劇場版BLEACH地獄篇(少年ジャンプアニメ)というものがありこちらは他の映画を見た際に巨大なスクリーンで主題歌のSaveTheOne,SaveTheAllが流れる予告編を見て『SEEDはどうなったんだ…見るまで死ねない(もののたとえ)』と幾度も思っていた訳なんです。SEEDの映画じゃないのにいつもSEEDの事が浮かんでいて、自分で勝手に思い出していてダメでした(自覚あり)。

BLEACHガンダムほど深く通っていなかったので、これでもおそらく、致命傷(クリティカル)をまぬかれています。ただ個人的に、SEEDと逆襲のシャアガンダムという同じジャンルではるものの、作られた時代の関係上物語の方向性や感触が似て非なるものという認識があるので……色々と受け入れるのは厳しいです。

そして、個人的な革命クリティカル事項時系列は

2002年 B★E★S★T のMC(うろ覚え)

2006年 UNDER:COVER初回盤のDisc2/Silver and Gold danceの謎

2014年 Phantom Pain

2023年 11/19

でしょうか。以下省略(圧縮)!!今回の件もう色々全部時系列ならべてなんとか納得しようとしないと納得できないというか……2002年のB★E★S★Tの回答がココで来るとか思ってもいなかったといいますか。理解はできるしINVOKEがあったから、だからこそ今回こうするというのも判るけれど、建前として納得はすれど、それとこれとは別に個人的には納得し難い…。この文章に込めたそれとこれには色々詰まりすぎて表現しがたいこと。なんとなく、判ってはいたけど…他は替わってもせめて、SEEDだけはSEEDだけは見届けるまでは…と思い続けてしまっていたのかもしれません。といっても、お互いに無理に作って欲しかったわけでもないので…どこか納得もしている気持ちもあります。( ※納得&整理するために今回の文章は書いているので…FREEDOMという作品に関しての感情はなるべく分けて考えたいと思っています。)

Meteor(6:04)と通常インストもきちんと収録されたシングル出ないですかね……。(vestigeなどの収録漏れしているインストも全部、CD化をお願いしたいところです。)

FREEDOMの感想はまた別の機会に。

 

NIGHT WAVE(ORIGINAL AXS VERSION)

NIGHT WAVE(ORIGINAL AXS VERSION)access 2ndAlubm ACCESSⅡ 1曲目

冒頭から低音をバックにドッドッドッドッとドラムの鼓動から始まるこの曲。

曲が進むにつれて重なる音の中を貴水さんの歌声がすり抜けるような印象を受ける曲です。

最小限の要素で軸となるリズム、そこにボーカルとギター、キーボード、ドラムやコンガ(?)などの打楽器等が交わるとどうなるのか。要所で声とギターやキーボードなどの各種楽器が自由に気持ちよさそうに演奏されつつも、一方で軸となる規則正しい正確なリズムの先に予測不能な展開があり面白く感じさせてくれます。

この曲では貴水さんの声の重なりを意識して追いかけてみるととてもたくさんのメロディーを歌っていて聞いていて楽しいです。

序盤ではエレキ音が規則正しくうねり、中盤ではアコースティックギターのような音が弾け、サビではシンセサイザーの音が貴水さんのボーカルと共に高く跳ね上がります。

まずこの曲で珍しいなと思ったことが、冒頭にもあるサビで貴水さんのボーカルと浅倉さんのキーボードが同じ強さで思い切って絡んでいるという事。この曲でのAXS VERSIONではこのVo.とKeyをお互いに前面に出しているような気がしました。

NIGHT WAVEは個人的に音のセッションから生まれるゆらぎなのかな?という印象も受けました。

規則正しいデータのような、ときには鼓動のように感じるリズムを軸に音の波と印象ははっきりとしているけど、曲全体になると進行形で自由自在に音が重なって道のようにうねっている。掴みどころのないところが形ははっきりしているのに手に掴めない波のような印象を与えているように思いました。

一方で、貴水さんの歌詞では”波打つハート”を軸に、夜のドライブと人の出会いと時の流れが重なるような気がします。

今回のNIGHT WAVEは、浅倉さんの音やメロディー&貴水さんの歌詞と歌声の両方がスリルとトキメキを、音と時間の経過とともに表裏一体で表していて、感想を書くにあたってこれは文字どおり”波”だよね?(考えるよりも歌詞通り、”感じる”音楽かもしれない?)と確認することとなりました。いつもは歌詞について引用を用いて、あれこれ書くのですが、今回は感じるままに気軽に感想をつづるのが良いかな?と思ったので、なるべく感じた事を重点的に言葉にする方向性で書いてみました。

 

個人的には、CROSSBRIDGEツアー(DVDやBD収録等々)のアレンジが衝撃でした。それこそ記憶の中にある予測不能な楽しさを魅せてくれるお洒落な印象を無にして、オリジナルを聞き直すのが非常に難しい曲でした。こうして聴き直すと、アルバムのはじまりの位置としてどっしりと構え、リズムが軸になる印象はLYIN' EYESとも共通していて、だからこそ繋がりを持ってアレンジされることもあるのかな?と個人的にあのダンスメドレー大好きとしてはワッっとあらためて興奮させられました。

 

NIGHT  WAVEという曲が、色んな時代の波でアレンジされ演奏されつつもその原型としてのORIGINAL AXS VERSIONが根っこにあって”今を大切にできたら良いね”という変わらないメッセージが印象的でたまらなく大好きです。

 

アルバムaccessⅡのブックレットには、グリッド状の球や波や地形などがいたるところに載っていました。ここから、デジタルでの曲づくりや表現+神殿で古代からある音楽の両方を表現しているのかな?と妄想するのが楽しかったです。ブックレットでのAXSのおふたりの黒衣の装いは(MOONSHINE DANCEと同じ)ですが、『貴水さんは黒の手袋、浅倉さんは銀の手袋』なんですね!!!!最高ーーー(再確認で気付きあまりの衝撃に思考が木端微塵になりました。)。神殿のモチーフ?の柱が途中で歯車的(1st)になってはめ込まれている図もイイ演出だと思いました。そして、そのそばにある巨大な機械の手。??…なるほど…さっぱりだ。何かメッセージ性を持たせるとすれば…神殿を建造した神の手が機械?など色々考えたりしました。

今回のaccessⅡもですがここ数年で思う事として、90年代後半~00年代初期までの音源であると音が結構左右でパートごとに配置されいて面白いな…?と思う事があります。AXSの場合はシンセサイザーでの打ち込みが多いのかな?とは思うのですが、それぞれのパート楽器が実際にステージ上配置されていると仮定した配置で聞こえて楽しいです。もしかしたら、ステレオとモノラルなどの事情+ユーザーの環境を想定してなっているのかもしれませんが。若干、最新の音と比べると籠っているようにも聞こえるため、(そのため最新のリマスターだと音の粒が見えるこもあるような(体感?)という事もあります。ですが、だとしてもこれはこれでカドが取れて柔らかい音の強弱があって楽しいです!写真でいうと中心の花が写っているときは、背景にピントが合わずにぼかして見えたり、風景写真では全体にピントが合って見えたりするという表現が再生される音の中で、聞き取る側が意識してピントを調整すればやわらかく変化していて目的の音を聴きやすいという印象を受けます。今後の音楽の表現がどうなっていくのか、次はどんな音の広がりが来るのか楽しみですね。

上手く表現できませんが。色々な環境や再生機器、形式で聴き比べるのもどれも味があって(かなり深そうなので追求はしませんが)楽しいです!個人的にはもうシングル、インスト版、アルバム版で聞くという3つの選択肢でもかなり楽しく、AXSの場合曲によってはリミックス違いなどもあるので同じ曲を並べて聞くのも面白いです。

~PREMIRE1999~-LIVE ARENA2000 A.D.-から解けるもの。

今回は、the end of genesis T.M.R.evolution turbo typeDのLIVE DVD~PREMIRE1999~-LIVE ARENA2000 A.D.-の選曲からT.M.R-eについて部分的にいろいろ考えてみたことについてになります。

今年になって、T.M.R-eのDVDを入手し再確認しつつタイミング的にも感想が浮かんでは消えてゆくので、寒暖差で気が高揚している、いまのうちにまとめておける分だけ記しておこうと思います。23年ぶり(?)に旬が来ている!!と思い黙々と騒いでいました。

はじめにDVDをとりあえず1周再生し、メニュー画面で一旦休憩。そこから、起点にしてDVDをリピート再生して考え始めたところから経緯のようなものとを時系列に沿って、とりとめもなく書き出しました。その後日、確認&推敲(誤字等確認)上で必要と判断した文節を途中に追記しているため、読みづらい文章になっています。

23年前に「T.M.Revolutionはいま進化中なんだよ!」と言うほかなかった、とある人物の謎の文章だとおもってお付き合いいただけますと幸いです。

 

まず、DVDのメインメニューの画と音の輝きが儚く綺麗でした。

LIVE ARENA2000A.D.(DVD)こちらを一通り再生し、一旦メニューに戻ると表示さる画面です。果ての無い壮大な空間のなかで、硝子のように光を反射する粒子が集まり結晶になってゆくような音が果てしなく繰り返されており、綺麗な空間でした。LIVE映像一式を見た後の浮遊感と相まって、不思議な気分にさせてくれるところもありました。このメニュー画面をBGMに黙々と、当時の記事を引っ張り出したり、謎の記号に???となったりしました。

 

そして、本編プレミア1999とアリーナ2000A.D.からの収録選曲も結晶のようでした。

(セットリスト全体は一旦除外:あくまでDVDに収録されている曲に注目)

99’陽炎-WHITE BREATH-月虹-THUNDER BIRD-雪幻
00’陽炎-はじまる波-月虹-雪幻-風のゆくえ

陽炎/月虹/雪幻
Heat haze/moon bow/snow illusion-winter dust-

比較ついでに、適当に英語(推定)も並べてみました。

まず、99’にあるWHITE BREATHとTHUNDER BIRD。

99年の時点でのT.M.R-e3部作+2曲として実に綺麗な並びです。

TMRの創世記から2曲の選曲ですが、白い呼吸と雷鳥が、はじまる波と風のゆくえの前身として要素的な役目を担っているのに興奮します。

 

ここから、さらに音楽を聞きつつこれらの曲名の要素や言葉をぼんやりと眺め、曲名の意味を調べる目的から脱線しwikiを辿って行くうちに知った事&思ったことなどが今回の覚え書きになります。

まず3部作の題名について調べていくうちに、氷の結晶に関する様々な現象があるという事を知りました。

幻月(げんげつ)-光による屈折で月の両側に表れる暈(氷晶)
幻日(げんじつ)-光による屈折で太陽から離れた位置に光が表れる(氷晶)

ja.wikipedia.org

幻日環(げんじつかん)-光による反射で太陽柱と同類の現象(氷晶)

ja.wikipedia.org

wikiより要約参照

CDやDVDを聞きつつ、陽炎~月虹などの意味についてどういうものか調べ、知らない単語をあれやこれや手当たり次第読みふけってネットサーフィンしました。曲順通りに色々読み、雪幻を調べようとして幻月に行きついたことから連鎖して知ったのですが、結果的にDVDメインメニュー画面の構成がこれらの現象に繋がっているような気がして、実に楽しかったです。

まさしく脱線したはずなんですがここでさらに氷晶に注目しました。理由は

T.M.R-eの曲目が雪の結晶(氷晶)・柱として表現されている事

・DVDメニュー画面 PREMIRE 1999における太陽と弧光(ここう)

これらに繋がる、意味合いとして掠めていたら面白いなと思いました。

特に氷晶の文章にT.M.R-eにどことなく重なるようなふしがあり、

ja.wikipedia.org

引用-その蒸発した水蒸気は、氷晶に昇華して更に急成長していく(ライミング, riming)。そして、成長に伴って大きくなるため受ける重力が増し、次第に落下を始める。小さな氷晶や過冷却水滴は落下が遅いので、氷晶はこれらに接近して更に成長していく。

LIVE ARENA2000 A.D.のメニュー画面が雪の結晶のかたちをしていた理由に通ずるような気がしました。

加えてここで、メニュー画面のBGMが果ての無い壮大な空間のなかで、硝子のように光を反射する粒子が集まり結晶になってゆくような音が果てしなく繰り返される音の図も同時に繋がりが見えたような気がしました。

 

99’陽炎-WHITE BREATH-月虹-THUNDER BIRD-雪幻
00’陽炎-はじまる波-月虹-雪幻-風のゆくえ

そうなるとこれらの選曲に大興奮でした。曲が自然現象や伝説に関する要素を含めているので偶然の一致だと思いますが、それでもあったという事に感動です。

 

さらに次に、雪幻-winter dust-がなぜこの表記だったのかに思いをはせました。

幻月-幻日(月と太陽)をの意味合いを含みながら、一方では結晶の核の粒子(ダスト)的な要素として絶対に必要だったのではないかな…と感じました。もしかしたら、核と誇りを掛けているかもしれない?という考えも浮かびつつ。

さて、ここで雪幻のジャケットに居る8つの○(丸い)要素に囲まれた9本の直線で表された記号が一体何なのかが気になってきました。DVDメニュー(A.D.)にも類似の記号が結晶の核として刻まれており、こちらの記号は2000 A.D.での西川さんの衣装と同じ模様です。

 

雪幻-winter dust-の謎の記号は上から9本の線で構成されていて、その線の種類は2つ。

1本か2本そのまま考えると121211122。2種類で暗号になりうる物として色々何かの古代文字?象形文字など単純に思い浮かぶものを適当に考えつつ、なにか記号の意味をどう、検索すれば答えが出てくるのか漠然と考えていました。ここまで来ると、なんとなく、これは……ひょっとして2進数っぽい何かなのでは?という考えが浮かび上がってきました。

そうすると121211122→010100011 もしくは数値を下から読むと110001010この

010100011を変換するとUTF-8で Q「

シフトJISでは 」 

Q「」

謎の鉤括弧。鍵?なのかな?という妄想仮説になりました。(この変換について誰にでも事象を確認でき&上手く説明できるように???と思ったのですが、知識不足でした!!とにかく変換すると出てきました。)たぶんこれは、微妙かもしれません。それでも、色々妄想&想像するのは楽しいものです。

また、Qにはquartet四重奏という意味もあるそう。LIVEでは弦楽器(4?)+ピアノ+ギター2本+ドラム+Vocalだったので九重奏に当たるかも?しれません。

ちなみに下から読み取った110001010は変換すると Å

ja.wikipedia.org

非常に小さな粒子の単位で原子や分子、可視光の波長の単位だったそうな?(2019年まで使用されていた(過去形)

目に見えない粒子の単位で可視光の波長の単位……これは、もしかしたらあてはまりそうですね。光が大気の結晶の柱に反射する現象が多いのも含めて。

9本が9曲に合わせてあるのかどうかは微妙な所です。

 

 

この謎の直線で表現された記号を気にし始めると、2000 A.D.での西川さんの衣装の記号も気になります。衣装の素材が部分的に、銀色なので角度によって光を反射しているのもなるほど?となりました。

こちらは6本の線で221212→110101 上から読んで

変換するとシフトJISでは

5

(下から読んだ101011は意味を見つけきれませんでした) でした。

ここで思い出したのが、ちあきえんどうさんという先輩方の記事にあった記述が真っ先に浮かびました。たくさんの詳細な知識と熱量を含めた、作品やアーティストへの想いなどが書かれていているブログです。たくさんある素敵な記事のひとつにこちらの記事があります。T.M.R-eのMVについての詳細の解説&噛み砕き方や視点が素晴らしくて大好きです。今回、記事にするにあたってリンク了承して頂きありがとうございます!!

chikichikichi.hatenablog.com

こういった先輩ファンの方の視点からの事前知識のこともあり、5という数字からこの衣装を通して適切な要素を読むとすれば、封印前が4枚目のアルバムでforceという意味を、T.M.R-eにおけるSuite Season(四季)はもしかしたら5 fifthとして提示されていて、五大元素の意味を含めつつ、楽曲で集めた8つの要素を白いコートに纏っているとかなのかもしれないなと想像できて楽しかったです。(T.M.R-eのアルバムはTMRのナンバリングからは除外されていたりします。創世記で区切りをつけているのでナンバリングに含まれないのはそうだろうな…と理解できます。)

偶然だけど、偶然が重なっていて大興奮しました。

 

このLIVE衣装にある記号。最初は、LIVE ARENAで最初から着ている衣装だったので、winter dustにある同様の記号が成り立つ前の未完成の記号なのかな?とも思ったのですが、単純に上下に足したり、図形を上下ひっくり返すだけでは同一の記号が成り立ちそうになかったので、別の記号なんだろうな?と判別することにしました。

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(ここから10/25-26に追記)加えて、この記号どうも他にも意味をなすものがあるようで。二進法と二進数について確認の意味で、色々読んでいたところ、二進法のwiki記述から謎の記号に直で、辿り着いて驚きました。二進数を変換する方法とか解き方にばかり注目していて、元になる二進法についての検索を全然していなかったため、自分の文章をそれなりに確認するにあたって二進法について確認しようとしたところで記述がありました。したがって、後日この記述にたどり着いてこれも要素かもしれないとなったため変則的に差し込む形でリンクと意味をこの文章に追記しておきます。

六十四卦 - Wikipedia

この中にある、40.雷水解 に当たるもの↓

ja.wikipedia.org

「解」 

なるほど。

偶然なのかよく分からないんですが、ダブル・ミーニング大好きそうなので5 fifthもどちらの意味も含んでいそう……(一体どこまでが計算でやってるか解らないのですが、本当に本気で計算してやっていそう)というのが今回の個人的な考えです。

 

となると、雪幻の9本記号は?(話はさかのぼり)…となるのですがもう、頭が知恵熱おこしそうです。とりあえず、途中まで調べた感じで行くと上から3本で火・光・雷の光という要素を含んでいて、次の3本が沢で、次の3本が山で、あとこの八卦というものの要素がまたとにかく要素が天地自然がもとになるとすると、一旦考えることから除外したPREMIRE1999の曲、夢の雫=風・海・波、翳り=月と太陽、O.L=嵐・砂漠、Kiss  Will Kill Me=月、扉が開く…他色々、太陽のグラヴィティー=永遠の夏・重力、某カバー、ミュージカル曲は詳細不明なので省略)HEALING MY SOULにベンチがある問題&WHITE BREATH=雪・山… いや…もう、いまこれを書きながら…怖くなってきました。制作陣同じなので一応は歌詞や選曲で選ばれた理由に繋がり(強めの妄想)が見えるのはそれはそうといえばそうでした。

 

その後、10/26にPREMIRE1999セトリ通りのプレイリストを作って聞いてみて気絶するかと思いました。特に、KissWill Kill Meと太陽のグラヴィティーが連続で聴いたらヤバかった……です。あまりにも綺麗な繋ぎすぎて平伏すしかないと思いました。でも、入れちゃうくらいならT.M.R-eの曲あと15曲ぐらいで全24楽章とか聞きたかったです。(おそらく9曲に意味はあるんだ!って思っています。でないとÅが出てこない。)

某カバー曲が主題歌の映画は見たことがあったので、一応と思いあらためて聞いてみたところ、出だしのフレーズがマドモアゼル・モーツァルトのLove(小室哲哉先生/浅倉さん参加)だったので、ついに幻聴が聞こえたのかな???と混乱しました。モーツアルト題材なので(モーツァルトの原曲からの引用なのかもしれない又は、オマージュ)と思い始めて、本格的に何を考えるのか、焦点がとっ散らかりそうになったのでこの辺で止めておきます。正直、映画の内容までリンクしているとか考え始めて収集がつきそうにありません。)音楽の流れと歌詞や曲の要素的な意味もふわっと感じつつ、あ~確かにこの流れで選曲されたのわかるなと感じました。ある意味マニアックな選曲すぎて解るんだけどけど、T.M.R-eとして他のアーティストの曲が入ってくるのは心情として複雑だったかも…と思った瞬間でもありました。

 

あーでもないこーでもない。って色々ふけってるぐらいが面白いです。(頭の中ごっちゃごちゃで大の字ポーズ)

 

おそらく、雪幻のジャケットの記号と衣装の記号の解読方法?に差異があるのは多分、ジャケットデザインした方だったり、トータルプロデュース浅倉さんと、衣装デザイン案・西川さんだったからなのかな?と思いつつ。さらにMVになると坂西伊作さん!!!の熱意みたいなものもみえてきて、T.M.R-eの進化について皆同じ方向を向いているのに提示してくるアプローチが違っていて、複雑に絡み合っていて面白い!!本当に凄いし、楽しい!!(本当にく…黒歴史っ!)と頭を抱えながら今回は、個人的な妄想やらなにやら色々整理しました。

 

まとめるとT.M.R-eは本当に結晶なのかな…と思いました。沢山の人の創作や熱意があって、やっぱりthe end of genesis T.M.R.evolution turbo typeD 大好きです。

WHITE BREATHTHUNDERBIRDの選曲にも意味があったかも(2回目)と思ったら、だんだん全部が意味があるよう気がしてきた?そんな(個人的な)わりと強めの幻覚です。(10/25・26追記ここまで)

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余談なのですが、幻日という曲がフランツ・シューベルトの冬の旅という曲集にあるようです。これ以上は無知ゆえの無謀な気がするので省略しますが冬の曲なだけあって、なかなかに重い曲のようです。一応wikiに譜面が一部載っていたのですが、またこれも興味深かったです。ただ、音楽教養に関して私はだいぶ薄いので、果たして自筆譜と同じ譜で演奏された盤(音源)がどれにあたるのか?今、これを記している現段階では見当が付かないのですが、なんとなくSuiteSeasonに通じるものがあるように思います。

 

これらのことから、総合するとT.M.R-e組曲は結晶のような進化の存在で、

Prologue-Noctuene-Serenade-Epilogueがそれぞれの曲名を映(うつ)しているのは、曲のなかにこめられた流れは、大気に含まれる水が熱量で様々に変化してそれが、ときに光を反射したり屈折しているのを反映して、その光が扉を開ける鍵となって夢や幻日(げんじつ)を映すために、同じ曲名を用いているようにも感じられてとても面白い鑑賞体験になりました。ただし、どうやら封印を解くためには、T.M.R-eの結晶はどんな熱量でも溶けない結晶を作りあげたかったようなふしもあったような気がしました。灼熱の炎の衣装の左腕に溶けない結晶がありつつ、透明に交わり別れ続ける沢が見えた気がします。

 

1999年にT.M.Rを封印というかたちでT.M.R-eが活動したのは、色々な要因や時系列を並べてくると、もしかするとそうなのかな?と読み取れる事情があったのかな?と思います。ですが、確実に必要な期間だったのではないかな?とファン目線ながらに思います。音楽としての表現として私はSuiteSeasonという楽曲のことが大好きです。20年以上経ったいまでも何度でも、SuiteSeasonというアルバムが生まれた事にありがとうと伝えたいです。

 

いま、このタイミングで一時的に考えが溢れる状態ですが。タイミングがないと書かないし書けないかな……と思ったので。

 

この冒頭からここまで昨晩数時間+翌日である今日の朝から1日中???疑問符を沢山浮かべていました。

 

そもそも今回の経緯に至った理由というのも、昨夜DVDをまた再生して2000A.D.ではオーディオトラック1=2.0chで再生すると弦楽器がさっぱり聞こえなくなるのどうして???という疑問のところから脱線しすぎたことが起点なのですが…。(リピートしているうちに、映像で弦楽器が重点的に写っているシーンがあるのに、2.0chの音声には存在がないので…何度も見ているうちに気になりました。)

2.0chの環境で1日のあいだにオーディオトラック1と2(つまり5.1ch環境を満たさない)でひたすら鑑賞&聞きなおしました。5.1chに関してはスピーカーが増えることで空間が広がる認識でいたのですが。どうやら、この盤に限ってはそうではなくて根本的な表現?が2.0と5.1で全く違う方向性だった?のでは??という疑問が浮かんでは消えて…謎です。(現時点での最大級の謎)

通常の、ステレオ2.0chの環境下で弦楽器の音を聞くために色々試してみたんですが、再生環境によるようです。アンプ的な、間になにか挟んだ上で、スピーカーで音量大き目で5.1の音源を選択すればより聞こえました。もっと音の粒を(とくに何故か行方知れずになる弦楽器の音を)感じたいと思えてきました。(あのステージで背面側にあった弦楽器の音を映像と同調して聞くためには…5.1chの環境が必須?かも…しれないし、そうじゃないかもしれない。)正直、全体の音(弦楽器の音も含めた)が聞こえるCDが欲しいです。

 

~PREMIRE1999~-LIVE ARENA2000 A.D.-(T.M.R-e抜粋)としての考えてみた事はここまで。令和のT.M.R-eに関しては遠くから観測しているので。新たに上演されるのは嬉しいことです。

※あくまで、個人的な感想文なので、こういう解釈妄想している人もいるのかぁ…とゆるく読んでいただけたら嬉しいです。数か月後にはまた違う事言い始めるかもしれません。また、リセットしつつ(先入観はありつつも)聞いて楽しもうと思います。

では、この辺で。ここ1か月マイペースに盛り上がっていました。2022/10/16

 

Burnin'X'mas

Burnin'X'mas 

T.M.Revolution 10th シングル。1998年10月28日発売。

 

恋に遊ぶ 聖なる夜にもな唄です。

個人的に、T.M.Revolutionの魅力といえば、恋、人間、愛、夢、それらを西川さんがボーカリストとして歌い上げるところにあると思っています。

鐘の音から始まる カッコいいクリスマスソング。

歌詞はT.M.Revolutionでお馴染みの井上秋緒さん。

この曲の好きな所として何がこんなに刺さるのかと言えば、いたるところに鐘の音や残響音が雪のように終始降り注いで冬の様子を魅せてくるんですが、それでいて”恋に遊ぶ”の直前から入る無音&声が特別にかっこいいです。怒涛の勢いの展開と無音で強調される”恋に遊ぶ”の歌声。当時のTV出演等で、この”声”が剣のかたちをしたマイクで歌われるという姿が最高に研ぎ澄まされていて個人的には今でもガッツポーズ決めたいぐらいです。声が武器!!!

さて、10枚目のこの曲では歌詞も巧みに遊びつつ、クリスマスソングでどこまでやれるのか挑戦しているような気配もします。

 

君の行動パターン意味不明

だとういう1番に対して2番は

打算計算しつつ距離詰める

 

という駆け引きシーンを展開しつつサビの前に

 

雪に先駆けて ボクと こじれて

 

鐘が鳴り響く 胸の遠くで 

 

という歌詞があり、物凄い勢いで感覚によびかけて記憶に残ります。ここでは、音の雰囲気が不安を抱えながら、しっかりとターンターンターンと積もっていくところが綺麗です。そんな中ギュゥーンと鳴り響く葛城さんのギターも堪りません。(もしかしなくとも、Burnin'X'masのギターは違うかもしれません…アルバムと同じであれば大橋勇武さん2022/10/28/訂正)

そんな中で勢いがありそれでいて、絶妙に曖昧めいているのが”鐘”。冒頭で鐘の音を聞いているので、刷り込まれている節があるんですが。歌詞を分解して部分部分で読むと(クリスマスの街に溢れる)様々な恋愛模様にも読み取れるし、全体を通せば全く違う恋の形も見えてくる。音と共に鳴り響く鐘の音がどんな意味の鐘なのかは、時に変化するような側面も窺えます。今回感想を書くにあたって、あらためて手書きで歌詞を書きだしてみたんですが、色々発見があって楽しかったです。

 

ラストサビ前になると、

”ただずっと キミを見ていた~そろそろ限界”

シングルはこの歌詞が心の声みたいなかたちで収録されていて回想なのかな?とか葛藤なのかな?と色々思わせるところがあって音に重さがあります。(”キャンドルも十字架も”からまた声が軸に戻る。アルバム版だとここの変化は無く、西川さんの歌声が綺麗に響いていてまた違った味があります。)あらためて落ち着いて聞くと、シングル盤だと若干声がかすれているのも気になります。シングル盤では西川さんの声を軸に音が景色のように展開しているように聞こえるので、それはそれで、雪の中叫ぶみたいなカッコ良さと勢いがあって好きです。アルバム盤は音の雰囲気からも違っていて、開け放たれた劇場のような空間の広さを感じます。

 

恋の絡まり方はこういうものだったりするのかな?というこの曲はそれぞれに訴えてくるように唄い奏でられているところが大好きです。

 

何かが終わって弾ける

このあたりもどうという意味にも取れるところがなんとも上手い。

そいうところも含めて好きです。Burnin'X'mas。

 

この曲では、これでもか!ってぐらいに音が絞られつつも、灯りのようにきらめいていて、それでいて西川さんの声で文字通り記憶に焼き付ける勢いもあり。聞いていて、たまらないところで静寂、無音が練り込まれていて刺激的です。

なんというか、恋に恰好をつけることがあるし、相手の考えていることが判らない。そこにドラマを感じるし実際そうかもしれない。一方では意味不明な行動のどこかには、打算も計算もあるだろう。という隠された想いがあったり、ある意味次にあるWILD RUSHにも通じつつも、これまでのT.M.Revolutionの曲の気配を感じるところがあって、聞いていて野性味溢れる歌で熱くなれて大好きです。

 

やはりここは作詞:井上秋緒作曲:浅倉大介そしてそれを唯一無二で歌い上げるアーティスト西川貴教T.M.Revolutionではこの柱が3本統一されて、そして’X'masに来るまでの曲たちがあって、独特の景色が見えると個人的に感じています。

一方でこの曲の中の各シーンに注目してみると、クリスマスあちらこちらで沢山の物語があるんだろうな?という風景だったり、恋に落ちるとどうなるのかみたいな。様々な物語をイルミネーションで上手く華やかに魅せている唄のような気がします。

イルミネーションといっても、単に飾るという意味合いもありつつも、一方では蝋燭の炎のように静寂にあらわれるような静かな熱さの両方を併せ持つところに惹かれます。

 

個人的に、一番好きなところは冒頭から堕天使は ”恋に遊ぶ” があり、最後に聖なる天使のあやまちよ ”奇跡になれ” に変わるところが凄いと思っています。何かが終わって始まるという所が、見ようによってはラストが新たな始まりで巡っているようにもとれるところがなんとも絶妙。

クリスマスにおける恋に揺れる人と鐘の音を抽象的に表現しつつそれでいて、無音のはざまに差し込む”奇跡になれ”にこめられる強さが揺るがない姿は最高です。

 

失せる太陽について

秋の涼しさにようやく慣れつつ、今回は色々見直して気付いたという話お話。

今年は、手持ちのCD&DVDを鑑賞しつつ色々聞いています。

私の中で音楽を聞かないときは、どうやら調子が乗らない時らしい?という事にここ最近気付きまして、意識して聞くという事をしています。

今年は、年明け早々にSuite Seasonから1曲感想文を書いたわけですが。その際にCDを再生するためにPCに入れたところ、当然起動させられたものがありました。忘れかけてた円盤に封印されしコンテンツ、CD-ROM(CD-EXTRA)です。早速、再生し納められた写真や音声インタビュー等を視聴。当時、熱心に聞いてたはずなんですが、あらためて聞いてみて色々な発見がありました。

そこから、なんとなくそういえば今この気持ちになったのであれを…改めて見る時がきているのか…ということで。DVDを入手しました。LIVE ARENA2000 A.D.です。

 

柱が爆散されてたところはなんとなく、TVの特番で見た当時の記憶と一致だったのですが、色々をまとめて鑑賞してみると、あまりの情報量に驚いたことがありました。今回は、3つに集約して記しておこうと思います。

 

1.LIVEでの柱の本数とCD-ROMのアイコン図形に共通項の意味があるのは今年知って爆散した。という感じです。8つの柱からの図形は陽炎・波・月虹・雪幻・風

いや、これ当時アルバムを聞いてVHSビデオのPV集を手に、LIVEA.D.行って柱に映った文字を見て、ツアーパンフ(これも今年になって存在を意識した)買ってた人が味わえる壮大な文字通り創世記進化だったのか…という驚きでした。CDと雑誌の記事のみだったのでおもわずざっくざく出てきた歴史に面白くなりました。

(※手持ちの当時の記事を読みなおしたところ東京ドーム公演までが創世記だそう2022/10/13追記訂正。)

 

 

2.1999年のうちに形にしておきたかった

実際2月、2000年なんですけど。というメッセージに脳内が、あまりの衝撃に思考停止しました。なるほどPREMIERE1999で3部の骨格を届けて、LIVEA.D.のSuiteSeasonで柱を爆散(物理)。!!!いや、世紀末アルバム作ってたのにこっちでもそうなんです?追体験で楽しみつつ、白い世界という単語まで出てきて怖い(面白い)と思いました。

 

3.今回の本題。HEAT CAPACITYのPV(舞台装置)にキャパオーバー

追体験で、先月なんとなくHEAT CAPACITYのPVまで見ました。そこで、トドメの一撃に絶句。

ステージの図形がまんまT.M.R-eの延長線で8つの図形が照明オフ(封印)になっていて、照明オン(封印解除)でその先端が光ることで失せる太陽になってました。

2022年8月になって気付きました。当時あった特番で撮影風景見ていた記憶は残ってましたが!俯瞰図でそこまで見てなかった!ついでに、9月にも見直したらそういえば衣装二つあったなぁ……?陽炎!?!?!?! と、思わぬ共通点を見つけて驚きました。

 

個人的メモ(原文そのまま):久々にへ!?ってなりましたね…。HEAT CAPACITYそういえば、陽炎と同じで衣装が青色と灰色と2色で切り替わって、雨降ってるし、丸い玉落ちてくるし…。これひょっとすると、コード進行とか対になってたりする?(絶対音感じゃないから勘で言ってます)2022/08/23

T.M.R-eのアルバムで意図して封印解除してるからやっぱ、この舞台装置デザインそれを踏まえたうえでの構図をわざわざやってて、陽炎の衣装と対になるHCの衣装2種類も意図されててってなると。いよいよ間奏ででてくるあのピアノ演奏がつまりT.M.R-eの延長線だっていう伏線があるという可能性が浮上。2022/09/25

 

雫が零れ落ちる瞬間のリフレインを表したピアノ間奏だと思っていたんですが、そこがT.M.R-eの延長線上だとは思ってなかった!!という無意識の切り離しを行っていた自分にさらに絶句。

 

こういったとんでも妄想をここ1か月繰り広げていました。本当に、驚きの連続に正直混乱しています。月虹リリース日だったしCD聞こう→盛り上がる→DVD見る→流れでHEAT CAPACITYも(先月も見たけど)見るか!→衣装2つ…陽炎の幻覚が見えた→ついでに気付いたらNewsが上がってた。という感じです。