cioccosuke’s diary

浅倉大介さん中心に好きな曲について感想を書くブログです。

LYIN' EYES

LYIN' EYES

MOONSHINE DANCE のカップリング曲。

叶わないという想いを語る曲。

イントロから低い打楽器の音と共に星が流れるようなきらめきからはじまります。

低い音が鼓動のようにはじまって、叶わない願いは流れ星になって消えていくような情景と共に、貴水さんの夜の歌詞が物語となって流れるような気配を感じる一曲です。

 

8cmシングルの歌詞が左側の中から表記されて

LTIN'EYESの途中で右側に切り替わっているんですが、

”たちきれないほどの感情

禁断の実を齧りたい”

から物理で裁ち切ってる歌詞カードが容赦なくてイイです。

 

サビ前の感情を絞り出すような、甘い貴水さんの声色に

低いベース音が絡んでいるのが、まとわりつく視線のような感じがして

流石です。いや、本当に。MOONSHINE DANCEのカップリングですよ?熱い。

 

この曲、どの音色を追いかけてもリズムが気持良く音が乾燥しているところが大好きです。

甘い音色がイントロで回りながら左右を移動するのが本当にクラクラしてくるところが1番と2番の間の間奏では全く違うメロディーと音で惑わせつつ、変化を見せてくる。その合間で時折、機械が交信しているような音が交わされるのも気になります。

それぞれが、独特の音色とリズムを持ちながら要所で響くところが毎回浅倉さんの曲で好きだな。と思う所なのですが、このLYIN' EYES

では、細かくタメる(サビでの破裂音)、響かせるが効いていて気持ちが良いです。弦の音がめちゃくちゃねっとりしているところがもう、たまらなく最高です。

 

一方で、貴水さんの声は甘く感情を抑えて絞り出すような

冷静を演じるようなしぐさを思わせる歌詞と歌声。

でも、思考はぐるぐるしているというアンバランスさが色気となっていて驚きます。

2番開始から、一層妖しくなって

”何故神様~楽しくなるのに”

のボーカルはっきりと分離してあるところが凄い設計で凄いです…(もう凄いとしか)。

歌詞は抑えているように聞こえるけど全然そんなこともなく、でも冷静を演じて、(歌詞カードには乗らないところで抑えられていないのも良き!)

流れ星のようなSEと共に

叶わない…

今夜だけ…

と歌われる想い。ロマンチスト!!!

貴水さんの声が香るといいますか。想いを向ける相手への空間が

視線しか繋がる方法がない〈叶わない〉

と歌いつつ…―――。

いや…。もうこの曲の音の広がり方が、DANCE FLOOR(共用空間)を思わせつつ

だけど個人的視線には君(恋人が居る)しかいない空間があるそれはもう宇宙という感じに受け取れて凄いです。

叶わない想いが断ち切られそう

それでも断ち切れない感情を持ってる

 

そんな想いを歌いつつも、瞳だけを通して願いを込める。

またしても、貴水さん。なぜそんなに心のカメラ動かすのお上手すぎてお手上げです。

そして、それをさりげなく何でも無いように恋の宇宙を思わせる空間演出する浅倉さんの策士っぷりに聴き手側は踊るしかない訳です。

 

このシングルMOONSHINE DANCEからはじまり、このLYIN' EYESがあって、3曲目のインストがNAKED DESIRE。

1枚で月・流れ星・太陽みたいな構図にも感じられてグッときます。偶然というか、インスト収録を1曲ずらした結果がここでこの形で物凄い三角関係になってるの訳が分からないです…。

LYIN' EYES凄いですよね……色んな意味で凄いんですが。こんな曲聞いちゃったら、ノるしかないと思います。

DISCORdanza Try My Remix~Single Collections~

夏だから聞こう!!なCDです。

DISCORdanza Try My Remix~Single Collections~

こちらのCD2000年6/28発売のリミックス盤。

そして、翌月7/19にはDAynamite Mix juice1なるものがあります。

 

前者はT.M.Revolutionの曲のみで構成されたRemixCD

後者は浅倉大介さんの提供曲で構成されたRemixCDとなっており、

2000年の夏はこの2枚をひたすら聞いていた記憶があります。

今年の夏はこのCDたちを引っ張り出し、ところで何で2か月連続リリース?と色々考えたりしました。

22年の現在から00年代といえば、なんとなくそういえばSUPER EUROBEAT やダンスマニアのCDがパラパラダンスと同時に流行っていたなぁと思い出しました。

あれは、ひょっとするとレコード会社各社がこぞってCDを出していたのかもしれません。

当時の私はいつだってT.M.RevolutionIcemanがマイブームだったのでぼんやりとした記憶しかなく、今思い返して遡ってみると、当時は頭文字Dの2ndアニメやDDR(ダンスダンスレボリューション)など音ゲーからのブームだったのか…も?と今更気づきました。それらシーンへの提案でレコード会社から選出&企画して出されたのかな?と思いました?DAynamite Mix juice2の発売はまだでしょうか?お待ちしております。

(CD狂う程聞いていたはずなのに”1”ってことに気付いてなかったごめんなさい。)

それにしても、00年代前後の流行の速さおかしいです。01年終わりから02年になるとトランスブームみたいなのもちょっとあったきがしていて!?

 

DISCORdanzaCDの帯を今見てみると

”ダイスケてきにもオールオッケェー!

今世紀最後のドライブ&ダンスレボリューション

っと銘打ってるので ドライブ=イニD ダンスレボリューション=DDR と仮想します。てきにもがひらがななのが気になりますが。オールオッケー+チェケラ!みたいなノリなのかな??ジャケットがスパークしまくってるカラフルウニジャケットなのはダンスナンバーで海の曲が多く尖ったアレンジだから(海外mix輸入)かもしれません。ひょっとしたらウニがあと3色いたので3枚は出たのかもしれない。(単純に色違いステッカーかもしれません)ダンス系のアルバムはそういえば大きなロゴかシルバーのエンブレムに蛍光カラーのCGの組合せでした。

さてこのCD、個人的にとてもお気に入りです。

レコード会社企画での発売経緯もあり扱い的には不遇な盤です。

勝手に?みたいな話がでてきたときは口から魂が出そうになった。(きっと私の記憶違いだと思います。)でも、好きなものは好きなので夏だし!聞こう気軽に!発売当時を色々思い出し妄想しながら!!といったところです。

1.LIAR'S SMILE(Breaking The Code I-Mix)

I?Italy?開幕の効果音からの冒頭鐘の音が鳴ってて狂いそうなんですが、この曲をRemixした人Burnin'X'mas好きですか?

シンセとシンセピアノからなる鍵盤演奏が楽しそうで気持ちいい!!

2.HOT LIMIT(T8-Floor P Mix)

1曲目の勢いのまま原曲ベース?で。

3.Burnin'X'mas(For South People I Mix)

ここで綺麗にペースをわずかに穏やかにさせつつ3曲目への橋渡しになっている。とみせかけつつ、冒頭サビで抑えているのに、我慢できずにキレッキレなアレンジになるところが聞いていて楽しい。原曲から必要な要素を最低限。低音のリズムがボーカルの無い所で時折雷の如く打ち込まれていて、西川さんの歌声を魅せる!のでとてもかっこいい。やはり、1曲目の人とミックスした人が同じ。ここに繋ぐために1、2曲目ー仕組んだな?と私は想像。

 

4.WILD RUSH(Spice Cat U mix)

なんだかすごいの来ました(個人談)。このアルバムのリミックス原曲からの引き算とダンスの掛け算=新たな一面になっていてたまらないんですが。この曲で密林は伊達じゃない!!と聞いていて唸りたくなります。よく分からないけど癖になると当時よくリピートしていました。

改めて、これを聴いて驚いたこととして、原曲がギターとシンセの音で曲を灼熱パッション↑↑みたいな風貌で装ってたっていう事実が夜の密林(DISCOdanza)に(なると見えてくるんだぞ)隠されていてリミックした人は知ってるぞ…ここから一連のリミックスで魅せるよ!みたいなメッセージを受け取れたような衝撃があったこと。

5.IMITATION CRIME(Sweet Milk K-mix)

どうやったらあのフルスロットルな原曲から!というような驚き。原曲の要素をこれでもか!と言うほど抽出したうえで、まだまだ底を知らない静寂のMixで共有しようみたいな確信犯。クレイジーすぎて粋です。

6.独裁-monopoize-(Smelled So nice U-Mix)

静寂で掌握したのでここで夜のうちに宴で熱を燃やすぞ!なアレンジ…。

7.AQUALOVERS~DEEP into the night~(Liquid Moon Night K-mix)

文字通り水面に映る月。

波の音が時折入っているところが解釈一致!夜のビーチで聞きたい

8.HEART OF SWORD ~夜明け前~(Beat Run Beat U-mix)

静寂から明けていくまでの助走

 

9.Joker(Lights Out I Mix)

王道なアレンジ。原曲がかっこいいのでどう来るかと思うと、

素直に攻めてきていて気持ちいい!

 

10.アンタッチャブルGirls(You're Damm Touchable K-mix)

どんなアレンジでも歌詞の意味を原曲同様、お洒落に魅せる新たな一面がココに。

11.蒼い霹靂(Deep Blue Kiss U-mix)

アンタッチャブルGirlsと対になってる感じがするのは雰囲気と歌詞の効果。

2曲連続でバーを舞台にしたミュージカル風MVが作れそう。聴いていてかっこいい。

 

12.HIGH PRESSURE(Pice-Nick I-MIX)

夏祭りMixと一瞬間違えそうになるほど解釈一致。

こちらはシンセピアノの音が鉄のような音で跳ね上がっています。ユーロビートでよく聞こえるエレキが鳴ってるのも特徴。

13.臍淑女-ヴィーナス-(I-Gear Jet MIX)

原曲の音や情景を拾い上げるMixが好意的。開放的な夏の情景を拾いつつ、ダンスフロア空間の広がりを魅せるアレンジが綺麗でしびれます。

いや、このMixした人原曲めっちゃ好きでしょ?

14.WHITE BREATH(Stone Cold P-mix)

このアレンジめちゃくちゃ当時リピートした。ほら、T.M.R-eのLIVEver.さ!あれだよアレ!というアレンジ。原曲の美味しさもそのままに、冒頭のピアノで鳴かせにくるところが素晴らしい。それでいて終始シンセピアノ&オルガンで唸らせてくるので、本当に感謝。アレンジした人が超人なのか、鍵盤によるアプローチが解釈一致なのか。

おそらく両方だと思います。

15.LEVEL4 (GroundZero  I-Mix)

HOTLIMIT同様直球アレンジ。めちゃくちゃラストに向けて

間奏で溜めてくるので楽しいです。

歌声はそのままでリミックスしているので、”諦めを覚えた胸を~”の箇所がシングル盤とは違い、アルバム収録のMATT Mixと同じ効果なしの生な歌声なところがおっ!ってなります。

もう終わってしまうの…!?と言う全15曲。

1枚のCDで2つのアレンジャー組がお互いに盛り上がる様子が効いていて、聞いていて心地よいです。ゆったりとしたダンスのターンもあるので聞いて飽きさせない感じがとても好意的です。いつもとは違うリミックスのダンスナンバー。でも、どことなくいつもと同様滅茶苦茶ボーカルとコーラスが綺麗に聞こえてくるのはリミックスが原曲の良さをとても丁寧に拾っていて、かつこの盤が田中三一さんのマスタリングでもあるからに違いない!!と思っています。

夏発売のCDですが、きちんと冬の曲も選出されていてそこはいつでもこの音楽でドライブ&ダンスしよう!四季対応(むしろいつでも踊って欲しい)な提案があってこの盤の好きだ所だなと思います。

最近、好きな作品はスタッフ名を気が向けば調べる(その先にさかのぼってまた好きなアーティスト作品に参加していれば悶絶ものという体験)というのをほんの気まぐれでやってまして。何でこんなに刺さるかな?ほら!やっぱり好きだと思ったら?、そうだった!というアハ体験をするのが楽しいです。

M1,2,3,9,12,13,14,15

Alessandro Gilardi and Claudio Varola

ご両人はおそらくJinnyというグループのメンバーかと思われます。

Alessandro Gilardiさんは同名の方をyoutubeでアーティスト紹介をグーグル先生に翻訳してもらったところピアニスト、作曲家、DJ プロデューサーとあるのでこの方で合っているなら納得でした。

 

M4,5,6,7,8,10.11

Ian Curnow,David Ford andYasuhiro Myochin for Start up Music

3名連盟なのでどういうアレンジがどこで化学反応したのか不明。

原曲から静寂でクラシカルなお洒落アレンジが依頼でそうだったのか、どこでどう起きたのか知りたいのですが、詳細な現在の情報までは見つけきれませんでした。Yasuhiro Myochinさんは日本国内の他社のREMIXアレンジに参加されている様子。

今回の鑑賞で調べて楽しかったです!!

 

DISCO R danza Try My Remix

DISCORは造語のディスコ+Revolution (イタリア語)ダンスかなと妄想しました。

T.M.Revolutionのリミック盤としてアツい1枚だと思います。この素敵なCDが当時の勢いのままに在(あ)る事に企画してくれたレコード会社&制作スタッフの方々に感謝です。

 

MOONSHINE DANCE

MOONSHINE DANCE access 4枚目シングル。

NAKED DESIREの夏の太陽から季節が移り、MOONSHINE DANCEは秋の月の光と影と言ったところでしょうか。

 

一度聴いたら忘れない!歌詞にあるように、~思い出と呼ばせない印象的な音。

イントロのテッテッテッテッ テレレ↑テッテッテ♪

イントロから音が左右で併走していて好きです。

この曲では、シンセの低い音で細かくリズムを踏んでいるのもまた面白く音が躍っていて気持ちが良いです。このイントロでは、シンセでリズムを聞かせてくるからなのか?左右を片方ずつ分けて聞くと、音の配置で違った面を見せてくるのも面白いです。

MOOSHINE DANCEのシングルではギターの音はNAKED DESIREと同様に遠くに配置されていて、貴水さんの熱い声を全面に魅せています。その一方で、間奏になるとLIVEでお馴染みの浅倉さんのショルダーキーボードから演奏される高いメロディーが切り替わるように響き渡っておりその様子は太陽の光を反射する月の遠さを感じさせて余韻が残ります

イントロで鳴り渡るテッテッテッテッという上下の細かいリズムがドラムのリズムと併走していて、サビ以外では音色を変えつつも常に曲全体に刻まれていてそこが大好きです。この音が要所で音色を変えて、日中は姿を見せない月がずっとそこにあるようなところを想像させているようで、その変化に自然に昂ぶってきて踊らずにはいられないところがまたいいです。

こうしてあらためて聞いてみると、貴水さんがゆっくりと情熱的に歌い上げていて、それでいてリズムは常にDANCEなところが不思議な魅力を持った曲だなと聞いていて気分が高揚してきました。

 

さて、冒頭の感想にもどり、印象的なイントロからはじまり歌いだしで

MOOSHINE DANCE”

イントロから音が上ってきて、”MOOSHINE DANCE”で高音をいくつも重ねて響かせてくるところがカッコいいです。毎回イントロから攻めた曲に興奮と理解が追いつかないのですが、夜に姿を現す月が最初に高音域で出てくるところに興奮を覚えます。

歌いだしから夜の謎めいた雰囲気が漂いつつも、追いかけてからの

夜明けを探した/DAY BREAKという言葉で夜の流れを表す使われ方が粋です。

ありあわせのルールで

仕組まれた明日のWeatherMap シナリオ通りじゃNO KIDDING

ここの意味が若干、含みを持たせているように読むと

互いの恋の駆け引きの予定や冗談が、その後の計画通りにはいかない関係の変化の複雑さを、ここでは予測できるけど実際には予測できない”WeatherMap”とすることでなんとなく共感性を持たせてくるんだな?とも読み取れて面白いです。貴水さんの歌詞は一見サラッとした印象なのに、文章として読んだりゆっくり書いて考えていくと結構ガッチガチに詰められた言葉の並びをそう感じさせないところがいつも凄いな…と思います。

AXSの曲における感想ではアレが良いこれが好き!たまらない!と挙げてゆく方式でしているのですが、それでもまだ足りず上手く言い表せないのですが、貴水さんの歌詞と浅倉さんの音楽における感情の持って行き方(序盤からサビ→終盤までの流れ)が毎回スマートでカッコいいです!

”つまらない”という言葉からギターが鳴きはじめ、イントロから続くシンセが奏でるリズムの音が仕組まれた~の場面に来て高い謎めいた音に変化し、そこから距離を詰め序盤にあるよそいき顔という表現が、サビの前になり裸の君を見せてよに変化して効いてくるところがイイです。序盤の物語を変化させつつ、貴水さんのボーカルと熱いコーラスで追いかけて温度を上げて、”止まらない”というところでドラムの低音で攻めてスッと効果音で差し込んでくるところも浅倉さんに繊細に仕組まれていて、聞いていてとても楽しくなります!

 

毎回、曲からほとばしるAXSの感覚に∞(無限)の可能性を感じてしまうんですが……。サビの英語だけを拾い上げていくと”MYSTERY HISTORY INFINITY ”から感じ取れる恋と愛に上手いなぁ……と。この単語のところで高い所で響く貴水さんの気持ちのイイ歌唱と意図を持ってささやく吐息のコーラスがあるところが浪漫で最高にカッコいいです。

一体、何度カッコよく魅せてくれるのか。”MYSTERY HISTORY INFINITY”のあとの誓いのような日本語歌詞のところでテーンテテテーレ♪とシンセの音色が言葉を強調してくるところも聞いていて効いてくるところが熱いです。

accessの曲は毎回、曲の仕掛けが素晴らしく、この曲では月のちからで歌詞通りINFINITY∞(無限大)に解放されている節を感じます。

 

それでいて、サビになるとMOONSHINE DANCEがMOONLIGHT PRAYに変化するこの演出、カッコ良さに惚れ惚れします。

 

光と影追いかけTHROUGH THE NIGHT 

 

そして、サビ最後の余韻のあるこの歌詞の流れが綺麗です。

闇に浮かぶ月が黒い雲に覆われたり、隙間から見え隠れして、はっとした瞬間に月が顔を覗かせるときがあると思うのですが……。それをサビの最後、MOONSHINE DANCEからMOONLIGHT PRAYの変化後に持ってくる!!!ところ!!!

の展開が熱くて大好きです!!冷静に書いていくうちに、興奮を抑えられなくなりましたが。

 

MOONSHINE DANCEではNAKED DESIREと同じくサビが繰り返されているのですが、最初にサビがあることで奇遇にも月が13回登場することになり、十三夜となっているのもこの曲の美しい所だと思います。

と、思ったところでふと思ったのですが。この前のEVERY TIMEYOUも確認したところ、EVERYが24回使用されており=24時間君の事を考えているという歌詞だったのでしょうか…。MOONSHINE DANCE2002でもMOON=13回になっているので意味は有りそうな気もしますが?〈数え直したら12回でした滅茶苦茶間違えてました。〉……MYSTERY。色々と妄想でき、さらに楽しくなってきました。

重ねる月夜を貴水さんの感性で魅せしっとりと歌い上げつつも、浅倉さんの音楽でも夜が重ねられていて情熱もあるところが素敵です。夜の恋の駆け引きを 揺れる 永遠を引き寄せる という言葉に、水面に浮かぶ月の揺らめきに恋愛での心の揺れを想像させて、夜の情景に変化する時を重ねてくるところが美味しいな&素晴らしい…と思います。

合わせて、サビで熱く唄われるMYSTERYの意味が謎・神秘という意味を持っていて、それが前のMOOSHINE DANCEに掛かりつつも、恋や想う相手とも重なり…なんだか古文みたいな雰囲気ですが曲全体は熱くカッコいい。それでいて、歌詞を詠んでいくと夜に紡がれる恋文のような姿を魅せるところもカッコいいです。

 

感想を書くにあたって毎回ゆっくり聞いて、改めて歌詞を読んで凄いなぁとなりますが、はじめに思ったようにMOONSHINE DANCEはNAKED DESIREの次にあることで夏→秋のうつろいも兼ねていてそこも含めて良いなぁと、感慨深くますます好きになりました。

シンプルに月を背景にして曲の中で幾夜も重ねているところが研ぎ澄まされていて魅力的な曲です。

 

今回ばかりは、某MVやLIVEでの演出を記憶しているので(あの眩しい映像を記憶から忘れて感想文をしたためることはできず)、あれやこれやを思い出しつつ、飛行物体から乾いた砂の大地に降り立つAXSが檻の中に閉じ込められて、月のちからで変身する(炎の演出がカッコいい)…のを思い出したりしました。2000年代に後追いでこのPVを見たときはカッコよすぎる!!!と漠然と思っていました。よくよく考えると歌詞の中で”銀の矢で貫いて”とあるので一種の月(恋)で変身する狼男的な表現だったのかな…と。思わない事もなく…ただこの歌詞の前後からは、夜の戯れのような雰囲気もあり…という、今になり深読み(妄想)するとさらにカッコいいMVです。

 

お馴染みの[Written by AXS]という表記=これを作曲する浅倉さんとさらに詞を唄って愛で上げてくる貴水さんの良さに、この曲は月のようにいくたび出会っても鮮やかな名曲だと思います。

ジャケット写真で貴水さんが淡い赤に黒、浅倉さんが淡い黄色に黒というのが、月の色の変化を表しているのかな…と妄想するも楽しいです!またこの曲を、カッコよく&いつも嬉しそうに歌って奏でるAXSのお二人に感謝です。

 

 

 

BLACK OR WHITE? neo classic

T.M.Revolution  12枚目のシングル。

 

00年にT.M.Revolutionとして新たにリリースされたBLACK OR WHITE?version.3の4曲目に収録されている曲です。

オリジナル版からさらに上へ攻めていく姿勢がうかがえる曲です。

西川さんの研ぎ澄まされた咆哮のような歌がカッコいい曲になっており、

それまでにもオリジナル版やアルバム版などがありつつ、この曲では西川さんの声、管楽器とシンセそれぞれがのBLACK OR WHITE?という原曲をさらにひとつの高みへ鍛え上げたかたちとなってまたそこに静かにいる姿がカッコいい曲です。

リリース当時は2000年の封印解除後であり、さらに背番号3の復活(のちに永久欠番)のときでした。

恥ずかしながらリリースされた当時は、そこまで歌詞カードのすべてを読み込むまでに至らず、最近になりneo classicの立ち位置が気になり聞き直し、管楽器達がカッコ良すぎでは!?とあらためて読んでみたところ、錚々たるメンバーに大興奮しました。

マスタリング 田中三一

プログラミング&キーボード 浅倉大介

ギター 葛城哲哉

コーラス 白須衛治

ブラスアレンジ 数原晋

アルト・サクソフォーン&テナー・サクソフォーン 平原まこと

トランペット 数原晋

トロンボーン 中川英二郎

封印を経て得たひとつの答えとして、T.M.Revolutionの音楽を最大限に生かす至れり尽くせりの曲だと思い嬉しくなりました。

Epilogue 〜KAGEROH〜 Chapter#04

the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D

Album Suite Season 9曲目

 

長年このアルバムは私の中で大切な曲となっていました。

 

22年目の節目ということもあり、

2022年2月(今月)は幾度も巡るこの組曲を聞き返しています。

そして、気付いたことがありました。この曲の名前はKAGEROH

なのにフィナーレで思い浮ぶのは

 

”強く鮮やかに奪われて 立ちすくむ瞬間の

 気付かない永遠のような 真夏の金色”

”心以外何も持たずに 出会ったから すれ違ったから”

”誰かを深く想う事は 明日さえも殺してゆくよう”

 

だったという事。いつも無意識で口ずさんでは聞いてたのですが。

気持が巡ってくるというのか、おそらく素人目線なので微妙な所ですが

夢に華やかな面影だけ 探し続けたの後に来る面影が

降り注ぐ音でこのアルバム全体を表現されているのかな…と感動しました。

EVERY TIME YOU

NAKED DESIREのカップリング曲。沢山の音に心が躍る楽しい曲です。 

歌詞は若干目線が、恋を探す側と恋をする側とですれ違って交錯しているのかと思いきや、私には若干…いえ、かなり難解!?な曲でした。

冒頭から1番の情景が振り向きざまの情事でドラマのようなラブコメディっぽさをよそおいつつ、ヒールの音で人物像を想像させるのですが、”すこしはドキドキする告白させて”と懇願する気持ちが繰り返しのEVERYで積み上げてくるところにつのる思いを感じて可愛らしい描写だなと暖かさを感じました。

 

こんな近くにいる美女見逃して

 

恋における相手の意外な側面、大人に隠れた夢見る乙女をみつけて、本当は涙もろいなどそのギャップに好意をさらに募らせる。そのことで夜までずっと、考えていたら三日月に想い人が重なって見えたような?という情景。プラスいつも見えている月が綺麗(当たり前)な事に周囲が気にとめない事と、近くにいる美女を見逃している事が重ねてあるのかな?というのがこの曲における貴水さんのお洒落なところかな?と個人的に色々考えました。

始めのリアクションがショッキングすぎて、最後のサビで歌われている月と乙女を見落としそうになって。まさに、あぁこれは自分だけが知っている。いつも想っている相手の魅力に気づいているという歌なんだなぁ?ニクい演出すぎる!!!と色々考えているうちに嬉しくなりました。

と、たぶん…そんな気がします。(恋はいつだって希望的観測)

CAN-DEE GRAFFITIよりすこし大人に踏み込んだ恋という感じで、NAKED DESIREがジリジリとした太陽ならば、このEVERY TIME YOUは月にキミを重ねる感じがお洒落が効いていてきらめいた曲かな?と微笑ましい曲です。

しかし、難しかった。

色々考えた結果、この曲のあまりの凄さ&破壊力に

いや、ちょっとおどけたラブコメのような(至って本気だけど)シーンの中に、隠れされた君の魅力=星や雲に隠れたいつもそこに見える月……に読める歌詞だと気付いた瞬間に

拝啓、貴水博之さま きっとおそらくあなたは平安時代にもモテモテだったに違いない。現代でもそうだと思いますが……。参りました。という曲でした。

 

メロディーとは裏腹に歌いだしから歌詞の衝撃。詞から思い起こされる光景に加えて、曲に散りばめられた破裂音が所々に多い事で、歌詞にまた一層効果を効かせてくるところもこの曲の魅力的なところです。

SHOCHKING→FASHION WELCOME→SRORRY

たよりないわとつぶやくの直後のギターが随所で転がるような音でお茶目に鳴くところとか毎回違う音で色んな顔魅せてくるのが効いていて飽きさせない。浅倉さんの魔法かな?!と思いつつ1+1=∞とお馴染みの言葉が思い起こされました。

 

腰で風切る 夢見る乙女 がおそらく同一人物で、近くで見てみたらいつも考えて見たら色々な顔があって!的な曲なのかな?と重ねて妄想しつつ、何となく8cmのCDに詰め込まれたご縁でNAKED DESIREから近づいてみたらさぁ!大変みたいな続き物としても考えてみたらさらに面白くなりました。一方で、NAKED DESIREは夜の太陽なので、こちらは昼間にはいつもそこにあるけれど見ることのできない月である。という風にこの曲を比較して考えても面白そうです。

 

全体的にコーラスが秘めた想いをずっと抱えているような感じで、歌われ歌詞で表面上出てくる映像はつねにカッコいいカッチリした印象。それなのに、どこか可愛いらしいギターの音色に色んな顔を魅せられた(隠された何かをみつけた)ような気がするのがこの曲の好きな所です。

 

2022年に1999年03/17-18

2022/01/09(日)22:50 97年のポップジャム/WHITE BREATHの一部映像が庫出しO.A.されました。結果、年始早々にエラーディスクを引き当て見事録画失敗。やぶれかぶれな気持ちのまま、99年東京ドーム公演のDVD引っ張り出して見る会を深夜にひとり敢行しました。西川さんのフォーマンスと勢い、その後の歴史含め(めちゃくちゃ距離感を置いているのでふんわりとしか観測できていないけれど、)改めてT.M.Revolution西川貴教個人というアーティストについて考えさせられました。

 

今回の経緯―手短に箇条書きにすると2021年末にこんなことをしていました。

1.2021年12月に未練を置いてくる(すっきりする)

2.同時にT.M.Revolutionが好きでたまらなかった情熱を取り戻す(好きを楽しむ)

3.2022年年始早々、97年映像を見る→連動して99年東京ドーム公演を見て振り返った(鑑賞したのか感傷に浸ったのかよくわからない気持ちになるが、2021で区切りをつけたのでやっぱりこの公演最高だな!となる。2021年年末ありがとう!)

という強行的な整理です。2020年からずっとぐるぐるしていました。

 

というのも、1.のとおり前回Burnin'X'mas-DING DONG mixの感想を書いた2021年年末というのは私個人として、T.M.Revolutionに未練のある自分に整理をつける。という決意を固めていました。

なので、Burnin'X'mas-DING DONG mixの感想文は丁度区切りとして残したくて記しました。ただ、このときの正直に素直な気持ちとしてファン目線からの当時の西川さんの歌唱とお気持ちを受け止められるのか…という問題がやはり出てきました。特に、気持ちの問題。これを書くのか書かないのか…さんざん悩んだ末に、一旦は保留するということにしました。おそらく、また改めてBurnin'X'masと西川さんの素晴らしい歌と歌詞と曲についての個人感想は原曲の感想文で記録します。

 

基本、曲感想を書く際はまっさらな気持ちで書こうと曲を聞き、他の情報を断つ形式で書く事にしています。しかし、Burnin'X'masって結局どうだったのと?銀色の本1冊とネットの海をちょこっと見てしまったのが反省点です。改めて見ると覚悟していたんですが、個人的に唯一無二でカッコ可愛いあの衣装と方向性についてご本人は、カッコよく行きたいんでって駄々漏れだったのを察してしまいました。手放しであの頃を喜んでいたファンの自分と、TVの向こう側にいるアーティスト西川貴教がどう感じていたかの欠片を間接的に受け止めて、『これは、ご本人が本意ではないかもしれない(全部が全部じゃないけど)という点を差し置いて、私個人が手放しで喜んで感想を書くことに自分が納得できるのか』という個人的な拗らせが毎度の如く生じたわけです。

 

年月が経ち当時理解できなかったことが、若干見え隠れし現状と照らし合わせ、個人の勝手な自己解釈ですが、96-99のT.M.Revolutionを通して西川さんを褒めても、ご本人があの頃を越えたい打ち負かしたい過去(ライバル)の扱いにしているような気がするので、ファン心理として如何すればいいのさという禅問答が2000年以降ずっとあるよね…だから区切りをつけたくなった2021年年末にという経緯でした。

 

ただ、もう個人的にT.M.Revolutionが好きだという気持ちを無かったものにしたくないという気持ちを新たに土台として、T.M.Revolutionを好きでいるという気持ちを再度、固める事が2022年の私にとって良かったということを記したいと思っている次第です。これで、2.気持ちを取り戻すことに成功している実感があります。(※全部取り戻せたとは思っていません)

3.今回の本題1999年東京ドーム公演を久々に見た。思う所は沢山あるけど、気持ちに整理をつけて見るとやっぱり最高だった。というのが今回の記録です。

 

99年3/17-18東京ドーム2days公演最高の晴れ舞台として映像が残されていました。

公演後3/18封印宣言が控えているので、苦悩に満ち溢れた西川さんの笑顔と涙と、その後のT.M.R-eで螺旋状の悩みに闇落ち前の表情のヤバさ…いつでもLIVEでは攻撃的なので通常運行といえばそうだというLIVEREVOLUTION4(summarize4/DVD収録)。

改めて見ると、序盤のTHUNDERBIRDの間奏あたりから既に決壊しそうな何かに堪えてるんだよな…という表情の硬さと強さに心を打たれました。とりわけ、私はT.M.Revolutionが00に復活する際BSで放送されたドキュメントでこのLIVE映像を浴びた人間なので、この公演から一連の流れであるT.M.R-eにがっちりと心を捉われてしまったのは間違いであってほしいと片隅で思いつつも、一方で、それでも後悔はないという矛盾をずっと抱えています。

この公演、去年パンフレットの存在(当然あるもの)を今さらながら認識したのですが、ハルカカナタの銀河系で―――が散りばめられたTHE FORCE公演だという事。衣装が仮面を被ったマントからはがれてゆき黒になり白黒になりアンコールで白になるというヤバい演出に映像で残っている事に感謝でした。色んなものが詰まりすぎていて凄い(語彙行方不明)、というのが東京ドーム公演でした。

 

一般的に、キーが高いと言われる西川貴教の声が個人的には高いだけでなく太く強い声なので浅倉大介の音楽と合わさった時、確実に西川さんの存在が暗黒卿であり主としてTOPに存在が来るというのがこの公演を通しての感想です。

そして、忘れてはならない浅倉大介の立ち位置が師と皇帝を兼ね備えてるのが本当にヤバいという図式。ふんわりとしたシンセ知識でもなんとなくわかるあの、四方に設置された要塞のようなシンセ(フラッシュバック)。パッと見で確認できるだけでもKORG TRINITYが上段配置メイン正面に設置され、浅倉さんご本人視点から見て右側上段Roland JUPITER-8/左側上段YAMAHA EX5背面にWALDORF WAVEとpcが常にonで、控えるKX5という……。

冷静になって見たら、やっぱり最高でした(この後を考えると、色々な感情があって)。

出会うはずの 無い世界で僕らは巡り合い 同じ幕(とびら)をゆっくり閉じる 自分の居れる場所探して  Twinkle Million Rendezvousより

からの

綺麗な嘘を重ねる 不埒な君に IMITATIONCRIME
が追加収録で来るという…。今となればT.M.R-eに至る封印がFakeなのか思わせぶりな凄い曲順…のDVD収録にひぇっ(絶句)となったりして、それは背筋が凍る思いだったのですが。(新たに、ときが経過した後の鑑賞体験として純粋にたのしんでいる節があります)他にも色々、あれはそうだとかこれは!とかあったのですが話が転がりそうなのでこの辺で。

私も、97年のWHITE BREATHからこういう流れになるとも思っても居ず大変な2022年年始となりました。隙あらば、T.M.R-eの公演の再販とBDで東京ドーム公演を1本ずつ、通しでリリースして欲しい思うところです……。今年も懲りずに流され続けたいと思います。

(今回の整理作業や感想は個人的な見解であり、他者の楽しみ方感じ方はそれぞれで一つ一つが他者(誰か)の大切な体験だと思っています。なぜ、ここまで書くかと言うとLIVEや曲やインタビューそれぞれの受け取り方解釈があると思うので、違っても気にしないで欲しいし、違って良いということを明確に記しておきたい、という気持ちがあったので記しておきます。色々難しい中、現在過去未来、好きだけど…という感情を大切にしたいという気持ちをどうすればいいか色々考えてどうしても色々書きたくなりました。)