ICE BREAKER 1999 (deepstyle mix)
Icemanの5枚目にあたるAlubm gate out(本作品はRe mixアルバム)3曲目
まず、冒頭からリミックスアルバムの3曲目なので、whiteという前曲のコーラスと前奏が重なりながら始まるんですが、whiteなんですよね…whiteといえばGATE//white。(white←訂正実際の歌詞は※Do you wanna Miss yout MARS right?なんですが完全に間違えて聞き間違えました)
ここの鉄を含んだようなシンセピアノの音色が大好きです。シンセピアノのフレーズから、徐々にリズムを刻みこんでくる、ギターと打楽器とシンセで謎のコーラスがテクノロジーって言ってるのは感じ取れるわけで。そして後半から始まるカオスにMetalのSEQUENCEという歌が聞こえてくる(正確にはコーラスなのですが)。！？ここまで長い前奏で聴いてきた曲に唄（コーラス）が入るだけでこんなに音が変わるなんて！という体験ですよ。CDの売り場で疑問符を抱えながら、これ本当にIcemanだよね？と疑いつつ、スケルトンの謎のCDを手にしたのは間違いじゃなかった！！的な。今思えば、いきなりIcemanのRemixから聞いていて震えるワケなのですが。
この曲が収録されたgate out。実は初めて購入したIcemanです。ということは、次に世紀末アルバムGATE//whiteというアルバムがあり……当時を知る方であれば、またトンデモナイタイミングでと思うかと。
当時、このCDの尖り方に衝撃は受けましたが、かといってその衝撃をよく理解できていなかったんです。詳しくお話しますと私はトンデモナイタイミングがこのとき2回目でして(1回目は99年の3月以下略)。ここから、マイペースに数年かけてIcemanを遡りつつ、浅倉さんの音楽を聴きながらもIcemanのその後を通過するわけなんですが。何も考えずにマイペースに、自分の行動範囲で集められるCDに限りがあったため、最後の最後POWER SCALEを数年後手に入れて、頭から聴いて最後の最後にICE BREAKER に再び出会った時の衝撃。
原曲のICE BREAKERを聞いた瞬間、あゝこれがIcemanの原形だったんだなと思いました。今聴くと、つらいです。でも良い曲。Icemanの由来は良く分からないんですが、ファイルの圧縮ー解凍っていう段階がありますよね、あの解凍されてくる的な意味合いと掛け合わせているんじゃないかと勝手に妄想したりしていたんですが。―――というか、念のため今、グーグル先生に聞いてみたら.iceって拡張子があったんですね。知らなくて思わぬ偶然にビックリしましました。
最近、聞き直して元から好きな曲ではあったのですが今聞き直しても。個人的にこの曲は…GATE//whiteの最後にいてもおかしくない作りをしているんですよね…。歌詞も曲の持つ色も含めて。白＝光＝7色的な受け止め方で考えて。
と、まぁ 勝手な解釈ではあるのですが、なんとなく自己解釈で理解し、結果的に強烈に琴線に触れてしまったんです。Iceman…が97’にICEBREAKERで氷河を溶かして98年にMutationし、99年にGATEⅡ→Ⅰ→white。そして加えられたRe mix盤のgate outに存在するICE BREAKER 1999 （deepstyle mix)。
ICEBREAKER1999でIceman自身の容量を越えたんじゃないかと。1999Rhythmと氷の未来の歌声に97にあって99にはそこにはないモノがあるというアレンジだったという事に。Re-mixなのでそれはもう、無いものがあるのは当然の仕様なんですが。
個人的にはもう、1999.12/31にリリースされたのがGATE//whiteだと強烈に認識されているので、そことも勝手に結び付けてwhiteout=識別不能になってしまったかもしれない＝容量を越えたかもしれない、あくまで容量を越えただけなのでそこにIcemanそのものはあるはずという超自己解釈妄想です。
Icemanの音楽を今2021年にも聴くこの作業が解凍みたいな工程だと個人的には感じていて、そのIcemanの楽曲が今ではデジタルで配信されている世界にいるというのもなんだか妙な気分にしてくれます。
(正直、この曲を含めたBlu-spec CD2やハイレゾ配信の対象から外れている音源…が強烈に今の音質でも合わせて聞きたい曲が多すぎます。かといって、リミックスという複数の表現にどっぷりつかっているので音源が複数存在するという状況がそこそこ好きなので、色々聴く事が楽しいので今の音質も聴きたいというお話なんですが。gateout今聴いても音が澄んでいて最高です)
